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中国言語文字委員会 “十二五”科学研究企画2015年度科学研究プロジェクト“公共サービス領域における日本語翻訳基準”に関する専門家検討会が本校で開催

  10月14日、中国言語文字委員会(略称:国家語委)“十二五”科学研究企画2015年度科学研究プロジェクト“公共サービス領域における日本語翻訳基準”に関する専門家検討会が本校励業館301号室で開催された。北京第二外国語学院副学長邱鳴教授、中国人民解放軍外国語学院ユーラシア軍事言語学部主任孫成崗教授、遼寧師範大学曲維教授、大連外国語大学陳岩教授が出席し、本校の日本語学院院長劉利国教授及びチームメンバー全員が参加した。
  討論会では、まず、プロジェクトの責任者である劉利国教授が、日本語翻訳基準の制作方法、進捗状況などを紹介した後、作成された通則と交通、観光の二領域の基準の草案、中期報告などに対して専門家から貴重な意見、助言を受けた。
  陳岩教授は、本プロジェクトは意義が深く、政治性も学術性もあるほか、「越境」の特色も持っている。翻訳の多様性に注意するだけでなく、中国語の規範性も強めなければならないと指摘した。
  曲維教授は、重要な研究方法として実地調査を重視すべきだと述べ、選びだされた標識語は辞書に拘らず、時代の変化をも反映させると同時に、その翻訳は国のイメージを損なわないように注意すべきだと指摘した。
  邱鳴教授は、アンケートをさらに細分化する必要があると指摘した後、翻訳基準の作成目的、使用対象などをはっきりさせること、即ち、日本語ができない人でも日本語の標識を作れるようにするという目標を明確にすべきである、と述べた。また、異なった領域の関係と区別をさらに検討し、領域間の識別を明確にすべきだと発言した。
  孫成崗教授は、日本語と中国語の混合表記、政治的な語彙の翻訳、中国にはあり日本にはない特別な言葉の翻訳と書式などに関して具体的な意見を述べた。さらに、同教授は標識語の翻訳における可逆性、不可逆性という問題に触れ、不加逆性のある場合、翻訳の方法に特別な工夫をしなければならないと指摘した。
  最後に、邱鳴教授が討論会の纏めを行い、前期の研究を十分評価した上で、調査方法、言葉遣い、表記などの面においてさらなる努力が必要だと指摘し、科学的、実用的な基準が一日も早く出来上がるよう期待していると結んだ。
本討論会では、チームメンバーは専門家たちと十分な交流を行い、少なからぬアドバイスを受けた。今後、この討論会の成果を生かし、積極的に基準の改定を行い、一日も早く研究が完成することを期待したい。